1 無理のない航行計画を
船舶の性能、航行区域、自然状況を考慮して、無理のない計画を立てましょう。危険な状況を乗り切るよりも、計画を中止して危険を事前に回避する決断の方が大切です。
テレビ、ラジオ、新聞、インターネット、NTT天気予報サービス(117)等で、天候や潮流の最新情報を確認してください。
その他、運輸安全委員会が作成している「船舶事故ハザードマップ」ホームページ等を活用して、事故の未然防止に努めましょう。
2 陸上との連絡手段の確保
GPS付き携帯電話・スマートフォン(防水対策を施したもの)、アマチュア無線等、トラブルが発生した場合に陸上と連絡がとれる手段を確保しておきましょう。
3 ライフジャケット着用の徹底
ライフジャケット着用者の海中転落時の生存率は非着用者の2倍以上です。万が一の事故の際に生命を守るためにも、必ずライフジャケットを着用しましょう。
また、小型船舶船長の遵守事項として、原則として全ての乗船者にライフジャケットを着用させることが法令で定められています。
4 発航前検査の実施
海難事故の約3割は、発航前検査が不十分であったことが原因です。海上保安庁の「発航前検査チェックリスト」等を用いて、万が一のトラブルに備えましょう。
発航前検査も、小型船舶船長の遵守事項です。